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【中学受験】理科、植物が苦手な人へ

中学受験の理科で学習しないといけない植物の単元。

 

覚えることが多いのに何の役に立つのか実感しづらいので、なかなか勉強が手に付かない人も多いのではないでしょうか。

 

今回は、そんな中学受験における植物の単元を克服する方法を書いていきます。

 

1.面白がること

 

植物の分類や花びらの数など、覚えた所で実生活には役に立たないでしょう。

 

それは仕方がない。

 

では、どうすれば良いのか。

 

答えは面白がることです。

 

例えば被子植物裸子植物

 

たいていは「そういう風に分類されるのね」とそのまま受け入れて覚えますが、それだと面白くない。

 

恐竜がいた時代、裸子植物の天下であり、裸子植物は恐竜に食べられないように巨木になろうと、エネルギーを自身の伸長成長にあてていた。

 

同じ土俵では勝てないので、被子植物は小型の草本になることですぐに成長して花を咲かせることができるようになり、確実に受粉することで次の世代を残せるようにした。

 

そうすると、進化のサイクルが早くなるので地球環境の変化に適応することができ、繁栄することができた。

 

こういう経緯を調べてみたり、担当の先生に詳しく教えてもらったりすることが興味を持って面白がることの第一歩なのです。

 

2.面白がるための本

 

さて、理科の植物の単元を面白く学ぶための本を紹介しておきます。

 

 

たたかう植物: 仁義なき生存戦略 (ちくま新書)

たたかう植物: 仁義なき生存戦略 (ちくま新書)

 

 

この本には、植物と様々な生物との戦いが書かれています。

 

これを読むと、植物がいかに戦略的に変化し進化してきたかということがよく分かります。

 

こういう視点は中学受験の理科の授業ではなかなか身に付かないので、試しに読んでみることをオススメします。

 

作者の稲垣さんは他にも植物に関するたくさんの本を出版している方なので、以下に面白そうな本を挙げておきます。

 

世界史を大きく動かした植物

世界史を大きく動かした植物

 
雑草が教えてくれた日本文化史 (したたかな民族性の由来)

雑草が教えてくれた日本文化史 (したたかな民族性の由来)

 
面白くて眠れなくなる植物学

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怖くて眠れなくなる植物学

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