ゲームとの付き合い方〜ゲームは教育に利用できる〜
子育てをするにあたって、子どもがゲームばかりしている場合注意したくなりますよね。
私が親でもきっと注意したくなります。
ですが、ゲームから学べることも多いんです。
かつて私はゲーム大好きでした。
今は仕事自体がゲームより楽しいのでほとんどしませんが、高校生までゲームにハマっていたほどです。
ですが、中学受験の年と大学受験の年には、誰に言われた訳でもなく自らゲームを封印しました。
今回は、ゲームは悪なのかについて論じていきたいと思います。
1.ゲームは与えた方が良い
周りの子が誰もゲームをしていないなら良いですが、公立の普通の小学校の場合、そんなことはまずないでしょう。
ゲームはコミュニケーションツールになります。
こういう風に書くと、ゲームの話ができなくて離れていくような友達は本当の友達ではないからいらないという反論を言われそうですが、そんな単純な理屈で片付かないでしょう。
子どもたちの間でゲームをすることが当たり前なら、それは子どもたちの世界の「常識」となっています。
ゲームの話ができないならその子は子どもの世界では「常識」のない子という風にみなされます。
なので、学校でゲームが流行っており、子どもがゲームを望むならば、買ってあげるべきでしょう。
2.ただし、ルールを設けるべき
最初に話し合って、子どもも納得するルールを作るべきです。
例えば、
食事中は禁止
旅行に持っていくのは禁止
一日2時間まで
火曜と木曜はゲームをしない日
など、何でも良いですが、マナー違反とやりすぎは良くないですから、そこらへんはきちんと定めておくべきです。
一方的に押し付けるのでは子どもの側でもだんだん反発が出てきますから、納得させた上で設定すべきでしょう。
そして、一度決めたら必ず守らせる。
破った場合はゲーム没収で良いと思います。
こうして、時間を決めておけば、子どもはゲームでさえ効率的に進めようとし、効率良く物事をこなしていくという発想が身につきます。
実際、私がそうでしたから。
3.意外にゲームの内容から学べることもある
ポケモンでもドラクエでも、ゲームの世界の中には英語が使われることが多いです。
私はゲームで覚えた英単語がたくさんあります。
また、いろんな日本語が出てきますので、読書と同じ効用も得られるでしょう。
小学生の時に何気なく使っていたゲーム用語が、高校生になって単語の勉強をしている時に「あっ、そういう意味だったんだ!」と腑に落ちることがたくさんありました。
そして、そういう単語は忘れないです。
それから、根気強さも身につきます。
どうしたらこのボスを倒せるのか、いろいろと戦略を考え、負けても何度も何度も挑みますから。
こういうルールも決めておくと良いと思います。
一度買ってあげたゲームは必ずクリアすること。
できない場合は親も一緒になって考えることで、親子のコミュニケーションにもなります。
とにかく、ルールを決めたら必ず守らせることで、ゲームすら教育ツールにしてしまうことができるのです。
3.受験との両立は
受験が絡んでくると、どこかのタイミングで子どもの中の優先順位が、ゲームよりも勉強の方が高くなります。
親の方から直接的にゲームが悪であるかのように言ってしまうのはただ反発を生むだけなので、自覚が芽生えるのを待ちましょう。
私も教育に携わっているものとして、待つのがどれだけ難しいのかはよく理解していますが、本人の中で自覚が芽生えればその瞬間からあれだけ好きだったゲームをいとも簡単に封印することができます。
そして、自覚が芽生えたゲームの封印は、途中で破られることがありません。
無理矢理没収してしまった場合、こっそり子どもがゲームを探し出して遊んでいるということがありがちです。
これはむしろ逆効果ですよね。
ですので、自覚が芽生えるよう声掛けしつつ、気長に待つのが良いと思います。
4.要はゲームとの付き合い方次第で、良くも悪くもなる、正しく使えれば教育ツールにもなる
これが結論です。
最初のルール設定さえ上手くいけば、ゲームも教育そしてコミュニケーションツールとして十分に成り立ちます。