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フリースタイルダンジョンでラップは面白いものだと学んだ

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フリースタイルダンジョンという番組があります。

 

これはフリースタイルというラップバトルを扱った番組です。

 

私はこの番組が始まった当初に、番組公式チャンネルがアップしていた動画を偶然見てからすっかりハマってしまいました。

 

1.番組の形式

 

挑戦者がモンスター役のラッパーとラップバトルを行い、勝てば賞金を獲得します。

 

そして、4回バトルに勝つと、賞金100万円をゲットするため般若というラッパーと戦います。

 

かつて、般若までたどり着いたチャレンジャーは何人もいますが、倒せた人はいません。

 

それぐらい強くて熱くて伝説のラッパーが般若なのです。

 

もっとも、私も般若がバトルで活躍していた時代は知らないのですが、彼のバトルを見ているとすごく熱くなります。

 

画面からこんなに気迫が伝わってくるとはという感じです。

 

そして、般若が兄貴と慕うのが長渕剛というのも納得です。

 

2.最強の壁、R指定

 

フリースタイルダンジョンにはR指定というラッパーがモンスターとして待ち構えています。

 

般若にたどり着くためにはこのR指定を倒さないといけないのですが、ラップバトルの大会で三連覇したことのあるかなりの実力者なので、なかなか勝てるチャレンジャーがいないのが現状です。

 

今まで、何人ものチャレンジャーがR指定によって般若への挑戦を阻まれてきました。

 

私も入り口はR指定とラップの上手さからでした。

 

「よくそんなに次から次へと上手いこと言えるなあ」という感じです。

 

3.そもそもフリースタイルラップバトルとは?

 

リズムに合わせて相手をディスるラップを行います。

 

もちろん、即興でそれは行われますし、口喧嘩なので、相手が言ってきたことに対して上手く言い返さないといけません。

これを、「アンサーを返す」と言います。

 

「おっ、こいつ上手いこと言ったな」と審査員に思わせられれば勝ちです。

 

また、そう思わせるために、韻を踏んだり、フローといって上手くリズムに言葉をはめて相手をディスります。

 

アンサーを返す時に、相手の言った言葉を用いて韻を踏めると評価が高い傾向にあります。

 

これを即興でするのでかなり難しいのですが。

 

もちろん、私はできません。

 

4.ラッパーにはいろんなスタイルがある

 

韻をとにかく踏んでバトルをする人もいれば、韻を意識せずに自由に言いたいことを言う人もいます。

 

ラッパーの間でも「韻を踏むべきか」の論争があるようで、韻を意識し過ぎてその結果自分の言いたいことの真意が伝わらなければ意味がないと考える人もいます。

 

いわゆる「韻に踏まれる」という状態です。

 

どうしてもラップといえば韻にフィーチャーされがちですが、実は奥深いのです。

 

私もフリースタイルダンジョンを見始めたばかりの頃は、韻を上手に踏むラッパーだけが好きでしたが、いろいろと知っていくにつれ、最近では「いかにアンサーで的確なことが言えているか」に注目するようになってきました。

 

前述した最強のR指定は、的確なアンサーをユニークな韻を踏みながら返すという、本当にすごい才能の持ち主です。

 

私のようなただの素人がこんな偉そうな事を言うのは申し訳ないですが、彼のバトルは本当に芸術だと思います。

 

5.フリースタイルダンジョンは毎週水曜の1時26分〜56分

 

フリースタイルラップブームの火付け役となったのがこの番組だと思います。

 

この30分はテレビに夢中になれます。

 

ラッパー同士の熱いバトルが見られますので、気になる方はぜひチェックして見てください。

 

私の中で「ワイドナショー」と双璧を成すぐらい好きな番組です。

ワイドナショー」についてはこちらから

『ワイドナショー』が面白い!! - 1億2700万人のうちの誰かのために

 

6.教育の場でラップ!?

 

教育現場にラップを取り入れるのもありだと思います。

 

言葉に興味を持つのには良いきっかけになりますし、勝負事になると張り切る子どもの特性を利用すれば、「勝ちたい」と思う子はどんどんと辞書で言葉の研究をし出すかもしれませんよ。

 

喧嘩になった際、殴り合うのではなくラップバトルを始める子どもがいたら面白いですね。

 

ある意味、争い事の平和的な解決方法になりますね。

 

7.バトルで気になったラッパーの音源もチェック!!

 

ラップバトルを見ていると必ず「このラッパー好きだなあ」という人が出てきます。

 

ぜひ、その人の音源もチェックしてみて下さい。

 

よりラップというものに深く触れることができます。

 

また、そこから派生して関連するラッパーをどんどんと調べていくうちに、あなたもラップの虜になること間違いなしです。