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わんずまざー保育園の不祥事〜信頼できる施設かどうかの見極め〜

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認定こども園であったわんずまざー保育園の不祥事が明らかになりました。

 

定員の1.5倍の園児を預かっていたため、保育は行き届かず、給食はスプーン一杯分という、ふぞけた実態が明らかになりました。

 

民間が経営している保育園や塾などには、人手不足をごまかしながら運営している所もあります。

 

それは、実際に塾講師をしていても感じる所です。

 

1.定員の説明などは最初に必ずあるはずですので、よくよく確認してみましょう。

 

塾などでも、1クラス〜人程度と言っていながら、実際はそれよりも人数が多いということはありがちです。

 

そうすると人手不足になり、単純労働ではないため急に人材を準備することもできないので、先生側にかかる負担が当初の予定よりも大きくなります。

 

私もかつて働いていた教室で、明らかに人手不足の所がありました。

 

ただ、中にはどれだけ人数が増えようが、一人ひとりをきちんと把握して愛情を持って接してくれる先生も多いので、そこは最終的には、子どもが楽しく通えておりためになっているかを確認して下さい。

 

講師の立場からすると、20人教えるのも30人教えるのもそんなに変わりはありませんので。

 

逆に10人しか生徒がいないからといって、楽だという訳でもありませんし。

 

2.従業員を大切にしていない所は顧客(子ども)も大切にできない

 

わんずまざー保育園の保育士たちの過酷な労働実態も明らかになりました。

 

ニコニコしていて子供たちを包み込むような優しさで接してくれる保育士さんがいるからこそ、子どもたちは健やかに育つことができるのです。

 

その肝心の保育士さんが、過酷な労働で余裕のない状態に追い込まれていると、子どもたちへの対応も雑にならざるをえないでしょう。

 

そういう意味で、従業員を大切にしていない様子の保育園や塾には子どもを預けるべきではないですね。

 

3.何より給食がスプーン一杯分しかなかったいうのがふざけている

 

これは本当に許せないですね。

 

児童虐待のレベルでしょう。

 

現場の保育士さんたちの中にも、疑問を持っていた方が多かったと思います。

 

でも、経営者には口出しできず、自分ではどうすることもできない。

 

まだまだ世の中にはこういうことがたくさんあるというのが悲しいですね。

 

そして、子どもに関わる仕事は経営者側から「子どものためでしょ」と言われれば、どんな無理難題でも何でもまかり通ってしまいがちなのです。

 

現場の人間も子どものためを思うとなかなかストライキなどの行動に移すことができないのです。

 

人の良心につけ込む悪どい経営者には本当に辟易します。