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ユーチューバー、ヒカルの新事業について

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今まで何度も記事にしてきたユーチューバーのヒカルさんについて、少し前の動画で新事業を始めることが明らかになりました。

 

これには賛否両論巻き起こっていますが、かなり面白そうな内容ですので、まとめていきます。

 

1.ヒカルの問題意識

 

新事業の内容はズバリ、高卒の子と大手企業をマッチングすることです。

 

今の日本社会においては、大手企業に入社するためには大卒でないと無理でしょう。

 

そして、大学に入学するためには当然試験を受けないといけません。

 

日本は学歴社会の側面が未だにありますので、大手企業に入るためにはそれなりに偏差値の高い大学を卒業していないと厳しいでしょう。

 

では、大学に入るための指標としてどのようなものがあるのかといえば、それは「勉強」です。

 

一部、AO入試などもありますが、基本的には勉強ができないと、大手企業の採用選考の土俵に立てる大学には入れないでしょう。

 

ただ、その基準が勉強だけになっているのは問題ではないのか、というのがヒカルさんの問題意識であり、今回の新事業につながっています。

 

2.勉強以外の才能もある

 

ただ、世の中には勉強はできなくても才能のある若者がいます。

 

例えば、ヒカルさん自身は学校の勉強は好きではないけれどトークには自信があったと語っています。

 

そして、その物怖じしない堂々としたトークで実際に今のポジションにまで成り上がってきたわけです。

 

とするなら、現在の高校生の中にも、学校の勉強は苦手だけれど他の分野において恐ろしく優れた才能を秘めている人が当然いるでしょう。

 

それは、ヒカルさんのようにトークかもしれませんし、プログラミング能力かもしれませんし、驚異的な身体能力かもしれません。

 

実際、日本の中ではそこまでメジャーではないパルクールという競技で結果を出して国際大会でも認められている人だっているのです。

 

学校の勉強ではなく別の道で生きていくと決め、その才能を磨いている人には、学校の勉強をしないと大学に入れず、大学を出ていないと大手企業に入れないという仕組みは納得できないでしょう。

 

方向性は違っても同じ量の努力に優劣はありませんから。

 

3.この新事業に関する勘違い

 

ヒカルさんの新事業に関する否定的な意見として、「学歴のないやつは、学校の勉強するというだけの努力もできないやつ。そんなやつに大手企業に入る資格はない」というものがありましたが、これは勘違いでしょう。

 

何もヒカルさんは努力しない奴に門戸を開いているわけではありません。

 

むしろ、そういう文句ばかり言って努力をしない人のことは嫌いだと思います。

 

それはヒカルさん自身が努力の人だからです。

 

ただ、「努力の方向性が学校の勉強だけに向けられているというのはおかしいんじゃないですか」という、現代社会に対するアンチテーゼだと私は思っています。

 

よって、この新事業に参加できるのは、学校の勉強に価値は見出せていなくても、何か他の分野でズバ抜けた才能があり、また、継続して努力ができる人が対象でしょう。

 

決して、何もかもがめんどくさいやる気のない人間を優遇しようという措置ではないと思います。

 

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