1億2700万人のうちの誰かのために

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「にけつ」と「ガキの使い」のトーク、違いはあるがどちらも面白い!!

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ガキ使のトークが復活したという記事は以前に書きました。

 

ガキの使いでトークが復活〜二人の人間が喋っているだけなのに面白いのはすごい〜 - 1億2700万人のうちの誰かのために 

 

このトークと似た構成の番組に、千原ジュニアさんとケンドーコバヤシさんが二人で立ち話をする「にけつ」というものがあります。

 

こちらも、ガキ使のトーク同様面白いのですが、今回は同じ立ち話形式の二つの番組の違いについて主に書いていきます。

 

1.誰が主体的に話すか

 

「にけつ」では、ケンドーコバヤシさんと千原ジュニアさんがだいたい交互に話します。

 

お互いに相手が話したネタやワード、人物から関連する事項を話し出すという構成です。

 

イメージとしてはトークのしりとりのような感じですね。

 

これの凄い所は、相手が何を話し出すかを自分は分からないため、相手の話を聞いている間も、相槌を打ちつつ常に次につながる話題を自分の頭の引き出しから探し続けないといけないということです。

 

事前に予習をしてトークを組み立てておくということができないため、かなりのアドリブ力とトーク力を要するでしょう。

 

それを、演者のお二人はただただ気軽に立ち話をしているようなラフな感じで行っているのが、ベテラン芸人のなせる技でしょう。

 

しかも、大前提として、「面白い話でないといけない」というプレッシャーがあるはずです。

 

それを感じさせないのがさすがですね。

 

一方の「ガキの使い」のトークでは、主に浜田さんが話を振って松本さんが話すという内容です。

 

ただ、松本さんはトークの随所にボケを入れるため、そこに対して手早くツッコンでいかないといけません。

 

番組としてはひたすら松本さんが話し続けるという感じになりますが、それでもずっと心地良く楽しく聞いていられるのが凄いです。

 

また、以前にあったのは松本さんが読者からの悩み相談を受けるという形で、いろいろと大嘘をつきながらもなんとか話を面白い方向に持っていって最後はオトすという形を取っていました。

 

見切り発車かどうかは分かりませんが、表情を見ている限り、嘘話をしつつも頭の中でどこでオトせば一番面白くなるかを考えているようで、これがまた凄いですね。

 

2.コンビ

 

ご存知の通り、「にけつ」の二人はコンビではありません。

 

一方、ダウンタウンは小学校からの同級生であり、コンビです。

 

さらにはケンドーコバヤシさんは千原ジュニアさんの後輩なのでそこらへんでの遠慮というのはないのでしょうか。

 

凄いのは、基本丁寧語で喋っているのですが、ツッコム時はタメ口になる所です。

 

これができるからこそ、「にけつ」はとても和やかなムードで見ることができます。

 

ガキの使い」の方はもう息の合ったコンビですので、そこらへんの面白い掛け合いというのはお手の物ですね。

 

3.どちらも面白い!

 

どちらもトークが主体のため、面白い話のストックがないときついですよね。

 

素人考えではネタ切れしないのかなと思いますが、そこはさすが芸人だなと感じます。