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スタディサプリ講師、伊藤賀一先生の著書『世界一おもしろい日本史の授業』

 スタディサプリ講師の伊藤賀一先生の一般書に、『世界一おもしろい日本史の授業』という本があります。

 

これは伊藤先生の日本史の授業の様子がこんな感じなのかということを垣間見ることができる本です。

 

日本史にせっかく興味を持っても、受験参考書だと受験に寄り過ぎるし、かといって一般書だと専門的過ぎて日本史のダイナミズムを感じにくいということで、口語調のしゃべりかけているような語り口で、サクサクと読み進められる構成になっています。

 

1.日本史を一通り学べる

 

この『世界一おもしろい日本史の授業』を読めば、日本史の通史を一通り学ぶことができます。

 

レベルは、中学で習う日本史よりは詳しく、高校日本史の入門編ぐらいのような感じです。

 

日本史の大まかな時代の流れを掴み全体像を把握することは、より細部まで勉強する時の役に立つこと間違いなしです。

 

なので、「日本史ってどういうストーリーだったっけ?」と復習したい人や、「高校で習うレベルの日本史を味わってみたい」という人にオススメです。

 

2.喩えが分かりやすい

 

伊藤先生のスタディサプリの授業でもそうなのですが、長年教壇に多々続けているだけあって、喩えがとても分かりやすいのです。

 

物事を説明する際に、喩えというのはとても有効な手段です。

 

かつて、何かのテレビ番組で、お笑い芸人の千原ジュニアさんが「成功している人の共通点として挙げられるのは、喩えが上手!!」ということを言っているのを耳にしたことがあります。

 

まさに伊藤先生も喩えが上手な人です。

 

歴史上の出来事というのは、現代の私たちにはピンときにくいこともありますが、私たちに身近な喩えが出てくると感覚的にすぐに理解できるようになす。

 

この本には、そういう表現が満載です。

 

3.教科書の記述が分かるようになる

 

「歴史の学び直し」をする人は多いですが、とりあえず教科書を買ってみたものの、途中で諦めるという人も多いでしょう。

 

そんな時は、この手の概説本をまず読んでから、教科書に戻ることをオススメします。

 

すると、教科書の理解が深まります。

 

そして、改めて、教科書はよくできているということに気付くのです。

 

『世界一おもしろい日本史の授業』は文庫本で二時間もあれば一通り読めますから、それで日本史をザックリと学べると考えるととても良い本です。

 

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世界一おもしろい 日本史の授業 (中経の文庫 い 14-1)

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