1億2700万人のうちの誰かのために

主に書評とユーチューバーの紹介をしていますが、その他いろいろ書いています

読書

【中学受験】理科、植物が苦手な人へ

中学受験の理科で学習しないといけない植物の単元。 覚えることが多いのに何の役に立つのか実感しづらいので、なかなか勉強が手に付かない人も多いのではないでしょうか。 今回は、そんな中学受験における植物の単元を克服する方法を書いていきます。 1.面白…

『街道をゆく』シリーズの『三浦半島記』を持って鎌倉を旅したい

司馬遼太郎さんの人気シリーズに『街道をゆく』というものがあります。 司馬遼太郎さんが各地を旅する紀行文です。 司馬さんの本といえば、脱線話が面白いことで有名ですよね。 『街道をゆく』でも旅のテーマは決まっていますが、内容は脱線することも多く、…

幕末、明治維新の偉人について学ぶのにオススメの本

子ども向けの本として『幕末•維新人物大辞典』がありますが、大人が読んでも十分に参考になる内容です。 幕末、明治維新期という時代の偉人について、あるいはエピソードについて、サッと学ぶことができます。 1.有名人を網羅 2.入り組んだ歴史を解説 3.何よ…

戦国武将についての知識を得るための本、『超訳 戦国武将図鑑』

戦国時代といえば超人気の時代ですが、学校の授業等ではほとんど扱われないですよね。 授業で行うのは、信長→秀吉→家康の流れのみです。 他にも面白いエピソードがたくさんあるのに、、、と歴史好きからしたらもどかしいです。 ぜひ、戦国時代について詳しく…

茂木誠『イエスキリストと神武天皇』を読んで宗教について学んだ

私が発売を楽しみにしていた本です。 題名からもう異彩を放っていますよね。 中身はキリスト教についてだけでなく、キリスト教のもとになったユダヤ教や古代インドの哲学や仏教について、そして日本古来の宗教である神道について書かれてあります。 今回は、…

村山秀太郎『海がつくった世界史』で地政学や世界情勢について歴史から学べる!!

スタディサプリ世界史講師の村山秀太郎先生が書いた『地政学で読み解く!海がつくった世界史』という本があります。 新書のサイズでサクッと読めて、「海」という視点から世界史を概観できるのでオススメです。 表紙も葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」みたいな感…

仏像について学べる本〜『やさしい仏像』〜

私たちが暮らしていて仏像を見ることも多いかと思います。 そんな時、知識がなければ「あっ、仏像がある」で終わってしまいますが、知識があれば「これはどういう仏像なのか」と考えたりして、思わぬ発見があるものです。 高校日本史では仏像について文化史…

日本地理をゆるーく学ぶためにオススメの本〜『47都道府県 女ひとりでいってみよう』〜

日本地理を学べる本や媒体について今までも紹介してきましたが、今回は『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』という本についてです。 スタディサプリの中学社会地理の講義で日本全国のことが分かる!! - 1億2700万人のうちの誰かのために 日本地理をザッと…

池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題8』の感想

7月20日についに発売になりました池上彰さんの『知らないと恥をかく世界の大問題8』、この日をどれだけ心待ちにしたことか。 前作の発売日から約1年2ヶ月経っていました。 2016年は大転換の年と呼ばれるように、それだけ書くべきことがたくさんあったのでし…

三科光平『考えるで人生は変わる』の感想

今回はカリスマ美容師の三科光平さんの本『「考える」で人生は変わる』についてです。 以前にこういう記事を書きました。 カリスマ美容師の三科光平さんが本を執筆 - 1億2700万人のうちの誰かのために やっと本を手に入れることができました。 三科光平さん…

東大日本史を学べる本Part1、『東大の日本史「超」講義』

東大の日本史って面白いよという趣旨の本がたくさん出版されています。 私はそのだいたいを購入しましたので、順番に記事にしていきます。 今回は東進ハイスクールでも教鞭をとられていた相澤理先生の『東大の日本史「超」講義』についてです。 1.構成 実際…

日本地理をザッと学びたい人にオススメの本、『読むだけですっきりわかる日本地理』

日本地理をザッと網羅的に学べる本を探していた所、この本に出会いました。 同じシリーズで歴史版があるのは知っていましたが、地理も出版されていたとは!? 早速購入しましたので、紹介します。 1.網羅的に学べる 大人が最後に日本地理を網羅的に学んだの…

小説『下鴨アンティーク-アリスと紫式部-』はオシャレで文化的な小説

駅の本屋に並んでいて偶然見かけた『下鴨アンティーク』シリーズ、表紙があまりにも美しくて思わず買ってしまいましたが、正解でした。 舞台は京都、下鴨神社のあたりです。 行ったことがある人は分かると思いますが、鴨川が流れるとても素敵な所です。 そん…

哲学の入門にうってつけの本〜ゾンビから哲学を学ぶという斬新さがすごい〜

哲学の勉強ってなかなか難しいですよね。 私も大学生の時に哲学の授業をとっていましたが、ほとんど理解できなかったですから。 特に、カント以降ぐらいの近代ヨーロッパ哲学が苦手でした。 でも興味はあるので本をいろいろと探していた時にこの本と出会いま…

スタディサプリ講師、村山秀太郎の『これ一冊!世界文化史』で文化史対策はバッチリにしよう!!

スタディサプリ講師の村山秀太郎先生の『これ一冊!世界文化史』は教養に満ち溢れた本で超オススメです。 私立文系のやたら細かい世界文化史まで網羅しており、その知識についての村山先生のコメントとともに書かれているので、より頭に残ります。 1.受験生…

日本史の感動エピソード満載!!〜『感動する!日本史』〜

日本史には数多の感動エピソードがあります。 教科書だけを読んでいてもそういう偉人たちの生き様は見えてきません。 偉人たちの感動的な生き様を知るためにはこの本を読んでみるのがオススメです。 1.構成 歴史上の偉人について、一人ずつに10ページ程を割…

神社と日本史について学べる本〜『神社で読み解く日本史の謎』〜

以前このような記事を書きました。 お寺と日本史について学べる本〜『お寺で読み解く日本史の謎〜 - 1億2700万人のうちの誰かのために 今回は同じシリーズの、『神社で読み解く日本史の謎』という本を紹介します。 1.神社とは 神社には日本古来の神々が祀ら…

カリスマ美容師の三科光平さんが本を執筆

美容室oceanに所属する美容師、三科光平さんの本が6月9日に発売されます。 常に結果を出し続けていて人柄も魅力的な素敵な美容師さんですので、ぜひこの本を私も読んでみたいと思っています。 6月9日発売です。 1.そもそも三科光平さんとは? 男性向けサ…

土方歳三が主人公の歴史小説、『黒龍の柩』

歴史ファンの中でも人気が高い土方歳三、彼を描いた小説が『黒龍の柩』です。 土方歳三は新選組のNo.2である副長というポジションで、隊の規則を徹底したため、鬼の副長として恐れられた人物です。 作者は北方謙三さん。 ハードボイルド小説を書くベテラン作…

お寺と日本史について学べる本〜『お寺で読み解く日本史の謎〜

日本史の謎を解き明かす系の本はたくさん出版されています。 例えば 日本史の謎を地形・気象の観点から〜『日本史の謎は地形で解ける』〜 - 1億2700万人のうちの誰かのために の記事もそういう本について書いています。 今回は、日本史とお寺の関わりから謎…

歴史と地理で世界情勢を解説〜『大国の掟』〜

現代の世界情勢は本当に複雑ですよね。 だからこそ、複雑な世界情勢を解説してくれるような本もたくさん出版されています。 いろんな人がその手の本を書いていますが、やはり佐藤優さんが第一人者だと思っています。 佐藤優さんは、元外交官でロシアに精通し…

日本史の謎を地形・気象の観点から〜『日本史の謎は地形で解ける』〜

『日本史の謎は「地形」で解ける』という本のシリーズがあります。 今回はそのシリーズの第2弾である、文明・文化編についての書評を書いていきます。 作者は竹村公太郎さんという、元建設省でダムや河川事業を担当していた、いわば、地形のプロの方が書いた…

世界史の流れが掴める本、『世界一おもしろい世界史の授業』

グローバル化が叫ばれて久しい現在、世界史を勉強しようと考えている人は多いでしょう。 でも何から入れば良いのか、教科書は無味乾燥すぎるし、受験参考書は受験に寄りすぎているし、何かサクッと読めて世界史を学べる本はないか。 『世界一おもしろい世界…

スタディサプリ講師、伊藤賀一先生の著書『世界一おもしろい日本史の授業』

スタディサプリ講師の伊藤賀一先生の一般書に、『世界一おもしろい日本史の授業』という本があります。 これは伊藤先生の日本史の授業の様子がこんな感じなのかということを垣間見ることができる本です。 日本史にせっかく興味を持っても、受験参考書だと受…

百人一首の魅力に迫る本〜面白い百人一首〜

百人一首といえば、有名な小倉百人一首を思い浮かべると思います。 これは、平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した藤原定家が、義父の頼みで優れた和歌を100首選んだものです。 藤原定家が自分の好みで選ぶことができたため、彼の好みをふんだんに反映した作…

池上彰の政治と選挙のニュースが面白いほどわかる本

池上彰さんの本はたくさんありますが、この『政治と選挙のニュースが面白いほどわかる本』では、項目ごとに簡単に用語やテーマの説明が為されます。 例えば、幹事長と官房長官の違い 幹事長は党のナンバー2 党のナンバー1である総裁は総理大臣でもあるので、…

『日本史〈伝説〉になった100人』で偉人の凄さを学ぼう

『 日本史〈伝説〉になった100人』という本を読みました。 主に高校日本史までの登場人物で優れた能力を発揮した人物についての紹介が書かれています。 今回はこの本に登場する人物の中から、私が特に印象に残った偉人を紹介しつつ書いていきます。 1.塙保己…

人間関係に悩む人へ〜『愛されたいなら日本史に聞こう』が処方箋になるかも〜

人間関係の悩みからどうしてもやる気が出ない、生きる活力が湧かない、といったことはそれなりにあると思います。 そんな時、読書をするのも一つの解決策ですよね。 最近私が読んだ本の中で、『愛されたいなら日本史に聞こう』という本がその悩みを解決して…

『三軒茶屋星座館2』は面白さが加速するよ

以前『三軒茶屋星座館1』について書きました。 『三軒茶屋星座館1』〜ホッとする物語〜 - 1億2700万人のうちの誰かのために 今回はその続きの作品の『三軒茶屋星座館2〜夏のキグナス〜』について書いていきます。 1.お馴染みのメンバーがまた増える 和真が経…

『活版印刷 三日月堂』が面白い!!〜落ち着いた気分にさせてくれる小説〜

最近よく見かける表紙が素敵な小説に『活版印刷 三日月堂』というものがあります。 私は週に3回ぐらい本屋さんに行くのですが、あまりによく見るのでついに買ってしまいました。 ちょうどその日は仕事上の人間関係で少し腹が立っていたのですが、この本を読…