村山秀太郎『海がつくった世界史』で地政学や世界情勢について歴史から学べる!!
スタディサプリ世界史講師の村山秀太郎先生が書いた『地政学で読み解く!海がつくった世界史』という本があります。
新書のサイズでサクッと読めて、「海」という視点から世界史を概観できるのでオススメです。
表紙も葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」みたいな感じでかっこいいです。
今回はこの本について紹介していきます。
目次
1.構成
時代ごと、あるいは地域ごとに章分けされており、その時代や地域で覇権を握った国家について数ページずつ説明があります。
とても読みやすい構成です。
また、章の始めにはその章全体を概観できるようなまとめの説明文があらすじとして載っています。
最後の章である第6章は「現代世界」という項目で、米、中、英、独、露、印、東南アジア、日本の順に解説があります。
世界情勢に関心が高まっている昨今、この部分に興味がある人も多いのではないのでしょうか。
コンパクトにまとまった解説でザッと世界史の全体像を掴むことができますよ。
2.「海」という視点
この本は何といっても「海」という視点から世界史を概観する所が新しいです。
世界史を勉強しようと教科書を見ても結局事実が羅列されているだけですので、全体像を掴むのは至難の技です。
「海」という道筋がある中でストーリーを追っていくと、とても理解がしやすくなります。
新書なのですぐに読めてしまいますし、これから世界史を学び始めるという人にもオススメできます。
また、かつて世界史を勉強していたという人も「海」というまとまった新たな視点を獲得できますよ。
3.複雑な世界情勢
村山秀太郎先生の以前の作品が地政学についてのもので、この本もその流れを汲んでいると思います。
ですので、現代の複雑な世界情勢を理解するためにも役に立つ知識がたくさん得られます。
世界情勢について学びたい人もぜひ読んでみることをオススメします。
関連記事
スタディサプリ講師、村山秀太郎の『これ一冊!世界文化史』で文化史対策はバッチリにしよう!! - 1億2700万人のうちの誰かのために