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仏像について学べる本〜『やさしい仏像』〜

私たちが暮らしていて仏像を見ることも多いかと思います。

 

そんな時、知識がなければ「あっ、仏像がある」で終わってしまいますが、知識があれば「これはどういう仏像なのか」と考えたりして、思わぬ発見があるものです。

 

高校日本史では仏像について文化史で学びますが、仏像の世界、仏教の世界観について詳しく教えてくれないのに、仏像名だけ覚えさせられても面白くないですよね。

 

本来はとても興味深いものなのに。

 

今回は、仏像および仏教の世界観についてサクッと学べる本を紹介します。

 

それは『マンガで教養  やさしい仏像』という本です。

 

 

1.マンガと文章が良い感じの割合

 

タイトルに「マンガで教養」と謳っていますので、当然マンガになっているわけですが、そんなに量は多くありません。

 

マンガでサクッと全体像を掴んだ後には、文章で詳細な説明があります。

 

息抜き感覚にマンガが出てくるので、とても読みやすいです。

 

仏像の基礎についてはこの本で学ぶことができますよ。 

 

2.構成

 

仏像の世界は、大きく分けると如来、菩薩、明王、天部に分かれます。

 

まずはそれらを順番に学び、代表的な仏像について知ることができます。

 

仏像に関してはきちんと詳細に描かれたイラスト付きなので、視覚的にも楽しめます。

 

次に、個性豊かな仏像など知っているとより面白いものについての紹介等があります。

 

どこの寺社にあるのかも書かれてあるので、旅行の友としても良いですね。

 

3.展覧会や旅行に行くのも楽しくなる

 

知識があればそれだけ展覧会に行くのも楽しくなります。

 

2017年は運慶展が大盛況だったようです。

 

私が運慶展に行ってみた感想はこちらから。

運慶展がすごく良かったので感想を書いておきます!! - 1億2700万人のうちの誰かのために

 

私ももともと仏像を見るのが好きというわけではなかったのですが、歴史に関する知識と仏像に関する知識を勉強するにつれて楽しくなってきました。

 

早くからこういう知識を身につければ、人生がより豊かになると思います。

 

旅行の楽しみも増えますよ。

 

4.まとめ

 

仏像の世界を知れば、寺社仏閣に行くのがとても楽しくなります。

 

身に付けておくべき知識さえあれば応用が利きます。

 

この仏像のポーズはこういう意味なんだということが分かるようになりますよ。

 

仏像についてサクッと学びたい人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

 

マンガで教養 やさしい仏像

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またいずれレビューの記事を書きますが、この本もオススメです。

 

 

見仏記 (角川文庫)

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