幕末、明治維新の偉人について学ぶのにオススメの本
子ども向けの本として『幕末•維新人物大辞典』がありますが、大人が読んでも十分に参考になる内容です。
幕末、明治維新期という時代の偉人について、あるいはエピソードについて、サッと学ぶことができます。
1.有名人を網羅
誰でも知っているような有名人は網羅されています。
まあ当然ですよね。
この本がすごいのは、この時代が好きな人なら知っているけれども教科書等では習わない人物についてもきちんと掘り下げられていることです。
例えば、橋本左内や藤田東湖、松平定敬や吉田東洋、小栗忠順などがイラストつきで印象に残るように紹介されています。
私も最初は有名人しか載っていないだろうと侮っていたのですが、むしろ学ぶことの方が多かったです。
嬉しい誤算でした。
2.入り組んだ歴史を解説
幕末の歴史はとにかくややこしい。
テスト前は理解していても、もう忘れてしまっている人も多いはず。
でも、ある意味では日本が最も行く末を考えさせられた時期ですから、とても面白い時代なんですよね。
この本では子どもにも分かるように分かりやすく解説しています。
単に人物について書かれた辞典ではなく、その出てくる順番も考えられていて、系統立てて学ぶことができます。
3.何よりもイラストが良い
イラストがとても良いですよね。
この時代の人物は写真も残っていますので、ある程度のイメージはつくのですが、それでもアニメ調のイラストがあるとやっぱり頭に入ってきやすいです。
写真とイラストのギャップを楽しむのも良いですね。
教科書もこんな感じだったらきっともっと歴史好きが増えるのではないかと思います。
それで興味を持った人はもっと深く学んでいけば良い訳で、入り口のハードルは低いに越したことはないですね。
歴史マンガでは絵が味気ないと感じる人はこれを読めば満足することができると思います。
暇な時にパラパラと眺めているだけで、この時代についてのかなりの知識を得ることができますよ。
電子書籍版の方が安くてオススメです。