『応天の門』第7巻発売!!藤原家内部のバトル勃発
以前に紹介した『応天の門』の第7巻が発売されました。
以前の記事はこちらから。
今回は今までのような数話で完結する話ではなく、一巻まるまるで一つのストーリーとなっています。
夢中になって読んでしまうことができました。
1.藤原家内部の争い
今回は入内をめぐる藤原家内部の争いがメインストーリーです。
入内が決まった藤原多美子を、彼女を殺そうとする藤原良房、基経父子からいかに守るかという話です。
いつも通り関わりたくない菅原道真も嫌々ながら陰謀阻止のために動きます。
そして、相変わらず在原業平にも秘密があるようです。
2.藤原多美子とは
今回の争いの原因となった藤原多美子ですが、作中では何も知らない純真な少女として描かれています。
史実でも、清和天皇の女御としてウィキペディアにも載っていました。
その後も病気で死ぬまで宮中にいたようですので、入内してからは変な陰謀には巻き込まれずに済んだようですね。
今回の『応天の門』第7巻を読んでいるとそれが心配になり、思わず調べてしまいました。
3.今後は
さて、第8巻は2017年の秋頃発売のようです。
テーマは暦ということで、また面白くなりそうな予感がします。
また、今回存分に暴れて出番の多かった紀豊城(きのとよき)ですが、今後どのように主人公たちと敵対していくかにも注目ですね。
あのキャラで味方というのはあり得ないと思いますので。
相変わらずの謎として、藤原良房、基経父子が雇っている?百鬼夜行もいます。
それから今回鼻を明かされた形になる良房、基経父子がこのままでいるとも思えないので、きっと何か動きがあるはずです。
ますます今後の展開に目が離せなくなりそうです。
特に我々は史実として北家藤原氏が他家排斥を行って権力を握っていったことを知っていますので、それがどのような過程で行われていったのかをこの漫画を通して知ることができそうです。
もっとも、この漫画を読むと藤原良房、基経のことは嫌いになりますが、、、