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スタディサプリ、N予備校、結局どっちを使うべき

2017年6月14日修正

 

スタディサプリとN予備校について書いてきましたが、結局どちらが良いのかという疑問にお答えします。

 

各教科それぞれ、この教科はスタディサプリの方が良い、この教科はN予備校の方が良い、というのはありますが、あくまで現時点での総合的な判断だと思って下さい。(N予備校はスタディサプリと同じくらいの値段です。どちらも月額1000円ぐらいですね)

 

1.現時点での結論

 

現時点ではサービスが何年も前から始まっている分、スタディサプリの方に分があると思います。

 

コンテンツの充実度に関してはスタディサプリの方が圧倒的に良いですね。

 

特に、受験での主要教科である英語に関して、スタディサプリはかなり充実しています。

 

レベル別、志望校別にも分かれているので、スタディサプリの講義で扱う英文を完璧にしておけばどこを受ける場合でも対応できるようになっています。

 

N予備校も質はとても高いのですが、量の面ではスタディサプリに負けています。

 

英語力は良質な英文を噛み砕いて多読した量に比例して伸びていきますので、量で勝るスタディサプリの方が現時点ではオススメです。

 

また、各大学の過去3年間の受験問題を見られるので、赤本を買うのはもったいないけれど出題傾向が似ている大学の問題も解きたいという場合には良い練習になります。

 

こういう所もスタディサプリの素敵な所ですね。

 

2.N予備校の数学は捨てがたい

 

N予備校の数学は「面白いほどよく分かる」シリーズの執筆で有名な坂田アキラ先生が担当しています。

 

坂田先生の授業は雑談が面白い上に本編の数学の授業ともリンクしていたりと、職人の域に達しています。

 

およそ私が受けてきた数学の授業の中でも最高峰です。

 

さらに数学に関しては2016年度分の授業がアーカイブで見られます。

 

2016年度はハイレベルの授業は開講されていませんでしたが、その分基礎からきっちりと解説が為されていますので、数学が苦手な人にとっては大いに役に立つことでしょう。

 

むしろ、坂田先生の授業を受けてきっちりと問題演習をしておけば数学が得意になるのではないかと思えるほどです。

 

そして、2017年度はついにハイレベルの数学の授業が開講されました。

 

こうなるとN予備校は強いですね。

 

3.N予備校がスタディサプリを抜くか

先ほど、現時点ではスタディサプリの方に分があると書きました。

 

ただ、N予備校もついに2年目です。

 

どんどんとシステム面もアップデートされていて進化していますし、開講されていなかった講座も開講されています。

 

2017年度からは地理と生物が開講されました。

 

来年度からは倫理や政治経済、地学なども増えるかもしれません。

 

問題集をネット上で解いていけたり、質問ができる掲示板のようなものがあったりと、システム面は本当にすばらしいものがあるので、何年か経てばスタディサプリを超える可能性は十分にあります。

 

むしろ、最近はスタディサプリの方は校舎を造ったりと忙しいのか、講義の更新が止まっています。

 

撮り直しなどは随時行っているようですが、まとまった数の講座分を撮ってからの公開なので、公開されるのが遅いです。

 

逆にN予備校は平日は毎日ライブ授業がありますし、双方向性の授業にはそれだけ可能性を感じています。

 

なので、本当にあとはレベル別の講座と開講されていない教科が開講されれば鬼に金棒ですね。

 

ただ、2つ併用したとしても大手予備校に通うより格段に安いので、英語はスタディサプリ、数学はN予備校、あとの教科は好みでどちらを使うか選ぶというのも良いですね。

 

例えば、社会だと、スタディサプリの方は早慶レベルまでの網羅性がありますが、覚えるべき所を指摘していくだけに単調になりがちだと感じます。

 

ただ、必要なことだけをサッと学んでいくことができます。

 

余計な雑談などなしに、社会はパッと学んで点を取りたい人にはオススメです。

 

一方、N予備校の方の社会は、日本史も世界史も歴史が生き生きと頭に入ってくるような工夫が為されています。

 

それは先生が行う寸劇や面白い語呂合わせなどから感じられます。

 

また、世界史ではiPadを駆使した授業も面白いですね。

 

どちらも超一流の授業ですので、あとは好みの問題だと思います。

 

注意点として、一番やってはいけないのは、どちらも中途半端に使うことで、これだと結局何も得られなくなります。

 

このことに気を付けて受験勉強を頑張って下さい!!