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欅坂46「不協和音」全曲レビュー〜すばらしき暗喩の世界〜

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今回は、欅坂46の4枚目のシングル「不協和音」の全曲レビューを行います。

 

1.不協和音

 

かなりのインパクトを世間に与えたこの曲、なかなかのスルメ曲で、何度も聴いているうちにかなり好きになってきました。

 

サイレントマジョリティ」の後の世界、ついに裏切られてしまう主人公、それでも自分の道を貫く、ストーリーができあがっていますね。

 

2.W-KEYAKIZAKAの詩

 

10代の頃には「やりたいことがない」と悩むことがありますよね。

 

まさにそういう状況、そんな主人公がやっと打ち込めるものを見つけたという感じでしょうか。

 

3.微笑みが悲しい

 

どんなストーリーなのか途中からやっと分かります。

 

親友と同じ人を好きになってしまった時の苦悩、私はそんな経験がないので分かりませんが、いろいろと大変そうです。

 

個人的には関係性は崩れると思うのですが、そんなことを言ってしまうと夢も希望もないですから止めておきます。

 

4.チューニング

 

今回のカップリングの中ではこの曲が一番好きです。

 

マイナー調で始まる最初の感じから私のツボにはまりました。

 

歌詞が比喩だらけなんですよね。

それにユーチューブにアップされているMVには昭和風の喫茶店にスパゲティ

洋書を読む男性

村上春樹的世界観が良いですね〜

 

ギター用語が恋愛の比喩としてたくさん出てくる、そんな構造が新しくて好きです。

 

曲調も歌詞もどちらも良いですね。

 

この曲は超オススメです。

 

表題曲の不協和音よりもリピートしているぐらいです。

 

5.割れたスマホ

 

これもなかなか衝撃的な題名ですが、私は好きです。

 

曲の始めからギターがガンガン鳴っていますが、相変わらずマイナー調で畳み掛けてくる感じが良いですね。

 

割れたスマホというのは、これまた暗喩ですね。

 

6.僕たちは付き合っている

 

友人の元彼女と自分が付き合っていて、いつそのことを打ち明けようかというストーリーです。

 

他の曲に比べると終始穏やかです。

 

7.エキセントリック

 

表題曲にするか迷ったと言われるぐらいの曲で、確かにかなりのパンチ力があります。

 

構成は「世界には愛しかない」の時と似ていて、最初は語りから始まり、やがて曲になっていくという感じです。

 

音楽的なことはあまり私は分からないのですが、いろいろと実験的な取り組みも為されているようです。

 

他のシングルと同じで、メッセージ性は強いですね。

 

8.まとめ

 

全体的にマイナー調の歌が多いです。

 

世界観がブレずにきっちりとできあがっているのが良いですね。

 

 

不協和音

不協和音

 

 

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