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『改訂第2版 センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本』は読み物として面白い!!

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駿台予備校とN予備校で教鞭を執られている茂木誠先生の著作『改訂第2版 センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本』は、受験参考書にしておくにはもったいないです。

 

世界史を学ぶための一般書籍としても十分に読む価値があります。

 

1.学び直しで世界史を勉強する人が増えてきている

 

世界史を学び直すためにとりあえず山川出版社の教科書を買ってみたという人は多いと思います。

 

ですが、よっぽど本腰を入れて勉強しない限り、途中で挫折してしまうでしょう。

 

以前も書きましたが、教科書の記述は無味乾燥なもので、読んでいるうちに飽きてしまいます。

 

もちろん、教科書は教科書でよくまとまっていて価値のあるものなのですが、いかんせん独学で学び直しをするのには不向きです。

 

そこで、様々な解説書があるわけですが、世界全体をザッと概観しその面白さに触れようと思えば、『改訂第2版 センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本』を読むのが最適です。

 

著者の茂木誠先生も、教科書の欠点はよく分かっていて、より親しみの持てるように面白く感じられるように、茂木先生の視点で世界史を再構成しています。

 

これが本当に面白い!!!

 

受験参考書の棚ではなく、一般書籍の歴史の棚の所に置いておくべきものです。

 

2.視覚的にも分かりやすい

 

世界史ではたくさんの人が出てきます。

たくさんの地名も出てきます。

 

人が出てきた場合、顔がわからないとイメージし辛いですよね。

地名が出てきた場合、それがどこなのかが分からないとつまらないですよね。

 

この本には、人の顔のイラストや地図がたくさん載っています。

これが受験参考書の良い所ですよね。

なかなか一般書籍だとそこまで載っていませんから。

 

受験参考書の至れり尽くせりの感じがありながら、記述が分かりやすくて世界史の全体像を掴める良著です。

 

3.春から世界史選択をした高校生はこれを読んでライバルに差をつけよう

 

学校の授業は進むのが遅いですよね。

 

それでも大丈夫だと思っていたら大間違いで、受験までに全ての範囲が終わらず最後の方が尻切れとんぼになる可能性があります。

 

自分でどんどんと予習して学習を進めていきましょう。

 

学校の授業は復習という感覚で丁度良いと思います。

 

自分で学習を進めていける人は、ぜひこの本を読んで歴史の流れを理解し、覚えるべきことを覚えていって下さい。

 

高2のうちに世界史を完成させることだって夢ではないですよ。

 

ただ、一つ注意点として、分かりやすい参考書であればあるほど、サラッと読めてしまうので、分かった気になったままの状態で、実際は頭の中が整理されていないということがよくあります。

 

必ず、自分の言葉で理解した内容を説明できるか実際に試してみると良いですね。

 

これをすれば、分かった気になった状態から、完璧に理解したという状態に変えることができますので。

 

4.改訂で文化史についての項目も追加されたようです

 

文化史といえば、覚えるだけというイメージ

学校の先生も、文化史について大した知識を持っていないのであまり語れず、飛ばしてしまいがち。

 

なので、生徒も苦手意識を持ちやすいという悪循環。

 

しかも覚える量が膨大すぎて嫌になる。

 

文化史こそが面白いのにもったいないという感じです。

 

この本には付録として西欧文化史の項目があります。

なかなか学校では解説してもらえないので、とても参考になる内容ですよ。

 

ただ、ここに関してはまだまだ内容を追加できる余地がありますので、今後の改訂でさらなる充実を期待したいと思います。

 

私は第2版を持っていますが、文化史の項目がさらに充実すればもう一冊買いたいと思っています。

 

なぜなら、実際にN予備校で茂木先生の文化史の講義を聞き、「やっぱり先生はすごい!!講義が面白い!!」と思ったからです。

 

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改訂第2版 センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本

改訂第2版 センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本

 

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時事問題について詳しく解説してくれています。

過去の記事にまでさかのぼって丁寧に読めば、たくさんの事を学べますよ。