N予備校の英語の授業〜英文法の知識を読解に役立てる方法が学べる〜
今回はN予備校の英文読解の授業がいかに素晴らしいかについて書いていきます。
1.前から英語を読めるようになる
講師の中久喜匠太郎先生は「英文読解における日本人の誤解を解いていく」ことを目的としているようです。
英文読解における誤解としてありがちなのが、「後ろから返って英語を読む」という読み方ですよね。
これに関して、中久喜先生は「それだとネイティヴの人は会話ができませんよね」とバッサリ斬っています。
言われてみれば「あー、確かに!」という感じですよね。
2.動詞の意味は文型が決める
これは私が中久喜先生の授業を見ていて一番目から鱗が落ちたことです。
全く意識していませんでしたが、確かに文型によって動詞の意味が変わってしまうため、その意味では文型というのはとても大事なものだということを学びました。
文型の授業は中学でも行いますが、私が習った時は「で、これが何の役に立つの?」ぐらいにしか思っていませんでした。
ところが、文型が意味を読み取るための有効な手段になるのです。
なぜなら、第二文型、第四文型、第五文型に関してはだいたいその形式をとる動詞の意味は決まっているからです。
なので、知らない動詞が出てきても文型が分かれば意味を推測できる。
受験生の時に知りたかった知識でした。
3.精読中心の授業
一つ一つの英語を丁寧に読む精読、中久喜先生はこれを大切にしています。
なので、ポイントとなる文については、かなり詳しく説明が為されます。
先生がどのように英文の意味を解釈するのかの思考過程を一緒になぞれますので、その読み方を身に付けていけば、確実に読めるようになります。
また、電子黒板などの現代技術を最大限に生かしているため、それだけ丁寧に解説していても授業はテンポ良く進みます。
まずは一文をフィーリングではなく丁寧に論理的に読めるようになることが、正確な英文解釈につながることを学びました。
4.問題集、参考書が充実
問題集と参考書の充実ぶりがすごいです。
問題集の英文にはなんと参考書で全訳だけではなく、一文一文の解釈方法とそのポイントが示されています。
精読を重視する先生は多くても、これだけ一つ一つについて詳しく解説してはくれないですし、市販の参考書でも全文の詳しい解釈方法は載っていないですよね。
これだけ至れり尽くせりのサービスが、5月末までは無料で利用できるというのもすごいです。
5.なんとネイティヴの音声も!?
今年度からは問題集の長文にはなんとネイティヴの音声も聴けるようになったということで、さらに使える教材になりました。
やはり、文の構造などが分かってからは復習の際に音読をやり込むことが大切ですので、ネイティヴの音声があるのは音読の見本にもなり、リスニング力の向上にもなるので良いですね。
中久喜先生の著書で、授業の中でも紹介されていますが、読解のためにどのように英文法の知識を役立てれば良いのかが載っています。